【初心者必見】SUPの上達方法

はじめに

最近、海や川、湖などさまざまな場所で目にするようになった「SUP(スタンドアップパドルボード)」。立ってパドルをこぎながら水上を移動するスタイルは、一見難しそうに見えますが、実は初心者でも楽しみやすいウォータースポーツです。
今回は、初めてSUPに挑戦する方や、もう少し上達したい方向けに、基本的な練習方法やコツを紹介します。


1. SUPを始める前に知っておきたいこと

1-1. SUPの魅力

  • 全身運動:バランスを取りながらパドルをこぐので、体幹や上半身・下半身の筋肉をバランス良く鍛えられる。
  • リラックス効果:水面をゆったり進む感覚は、心地よくリラックス効果も期待できる。
  • 初心者でもOK:最初は座りながら、慣れてきたら立ち上がる、というように段階的に始められる。

1-2. 必要な道具

  • SUPボード:インフレータブル(空気注入式)とハードタイプがある。初心者には取り扱いしやすいインフレータブルタイプが人気。
  • パドル:高さは肩よりやや上くらいが目安。調整できるタイプがおすすめ。
  • リーシュコード:落水した時にボードが流されないよう、足首やふくらはぎに装着する紐。
  • ライフジャケット(PFD):安全のため必ず着用する。
  • ウェアやシューズ:季節や水温に合わせた服装を選ぶ。岩場や貝殻が多い場所ならマリンシューズも必須。

2. 基本の乗り方・姿勢

2-1. ボードの上に乗る前のポイント

  • ボードを浅瀬または穏やかな水面に浮かべる。
  • リーシュコードを足につける。
  • パドルをボードに乗せた状態で、ボードの中心に両手をついて膝立ちになる。

2-2. 立ち上がる方法

  1. 膝立ちの状態でバランスを取りつつ、片足ずつゆっくり立ち上がる。
  2. 立ち上がる位置はボードの取っ手(ハンドル)付近が基本の中心。
  3. 目線を遠くに向け、背筋を伸ばす。下を向くとバランスを崩しやすい。

2-3. 正しいスタンス(足の位置と向き)

  • 足は肩幅くらいに開き、つま先をまっすぐ前方へ向ける。
  • 膝は少し曲げ、重心をやや下げるイメージ。
  • つま先~踵にかけてバランスよく体重をかける。

3. パドルの使い方

3-1. パドルの持ち方

  • 上の手でグリップを握り、下の手でシャフトを握る。
  • パドルの角度に注意(ブレードは前方を向くようにする)。

3-2. 基本のストローク

  1. キャッチ:パドルを前方に入れ、水をしっかり捉える。
  2. プル:パドルを引き寄せる際は腕だけでなく、体幹を使ってこぐ。
  3. リリース:腰付近でパドルを抜き、次のストロークにスムーズに移る。

3-3. 進路を安定させるコツ

  • ボードが左右にブレないよう、左右交互に同じ回数こぐ。
  • 姿勢は常に正面を見て、体の回転でパドルを動かすと効率が良い。

4. ターン(方向転換)の練習

4-1. フォワードターン

  • 進みたい方向と逆側を強めにこぐことで、ボードを回転させる。
  • 前方に進む力を少し殺して緩やかに方向転換したい場合に有効。

4-2. リバースターン

  • 進みたい方向側のパドルを「後ろ向き(リバースストローク)」にこいで回転させる。
  • 素早くターンしたいときに有効。

4-3. ステップバックターン(上級向け)

  • 一歩後ろに足を引いてテール側を沈ませ、ノーズを浮かせるようにして素早く方向転換を行う。
  • バランス感覚が必要なので、慣れてきた中級者以上向け。

5. 落水の対処と安全対策

5-1. 落水時の正しい動き

  • パニックにならず、まずは落ち着いて浮上する。
  • リーシュコードを付けていればボードは近くにあるはずなので、ボードにつかまる。
  • 再度ボードに乗るときは、中央のハンドル付近に手をかけ、体を引き上げる。

5-2. 安全に楽しむためのポイント

  • 必ずライフジャケットを着用する。
  • 天候や風・波の状況を事前にチェックする。
  • 浅瀬や人の少ない場所で練習し、慣れるまでは無理をしない。
  • 友人と一緒に行くか、スクールやツアーガイドを利用するのも安心。

6. 上達のコツと練習メニュー

6-1. バランス感覚を高める

  • ヨガマットなどを使った体幹トレーニング、バランスボールなどで普段からバランス感覚を養う。
  • 初めは座ったり膝立ちで漕いでみて、慣れたら立ち上がるステップを踏む。

6-2. パドルワークの反復練習

  • パドルを「前」「腰まで」の範囲でスムーズに動かす練習を繰り返す。
  • 友人やインストラクターにフォームを見てもらい、改善点を見つける。

6-3. 動画撮影でフォームチェック

  • スマホやアクションカメラで自分の漕ぎ方を撮影して客観的にチェックすると上達が早い。
  • 他の人の動画を参考にすることでイメージも掴みやすい。

7. おすすめの練習場所とスクール

  • 波や風が穏やかな場所:初心者は湖や湾内など波の少ない場所で練習するのがおすすめ。
  • SUPスクールやツアー:インストラクターが基礎を教えてくれるため、最初の不安を解消できる。レンタルも充実しているので、道具をそろえる前に体験できる。

8. まとめ

SUPは初心者でも楽しめるウォータースポーツですが、正しい姿勢やパドル操作を身につけることでさらに快適に、そして安全に遊ぶことができます。バランス感覚と体幹が鍛えられ、健康面でのメリットもたくさん。ぜひ今回紹介した基本の乗り方やパドルワーク、上達のためのコツを参考に、SUPの魅力を存分に味わってみてください。

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